構造設計1級建築士が教える
欠陥住宅を防ぐ5大ポイント!
① 基礎梁の構造検討をする!
基礎梁(=柱を支える鉄筋コンクリ-ト造の柱と地盤の間に配置する梁)の構造検討を全く行なっていない建物が多く、この場合、基礎梁が壊れると瑕疵担保保険がおりない可能性が大です。
② 基礎梁に人通口は要注意!
床下点検時に検査しやすいように、基礎梁の断面を欠いて人通口を設けている建物が多く、その欠いた部分の構造検討を行っていないため基礎梁が壊れる可能性があります。この場合も、基礎梁が壊れると瑕疵担保保険がおりない可能性が大です。
③ 仕口部分の構造計算はしっかり!
木造の梁と梁・柱と梁との仕口部分(=取り合い部分)は、梁や柱を欠いて接合するのですが、欠いた部分を実際よりかなり小さく計算している建物が多く、梁が壊れる可能性があります。
④ 金物の使用方法は正しく!
使用される木造の柱や梁を留める金物の使用方法が間違っている建物が多く、必要な地震や風に対する耐力がかなり減少している可能性があります。
⑤ 地盤調査で液状化のリスクを回避!
地震時の地盤の液状化を検討する必要があるのに確認申請で指導が無いため、施主様に説明無しに建てられている建物が多くあります。液状化すると建物が傾き危険です。
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夢のマイホーム 工務店や設計事務所にお任せすれば大丈夫!?
後悔して欲しくないから構造設計1級建築士の私があえて書きます。あなたに学んでほしいマイホーム建築の実際・・・
安全の根拠が示せない…
いざというときに保険がおりない…
そんなマイホームを建てないために。あなたに知って欲しい木造建築のこと。
木造2階建は、構造計算書および構造図面の作成が省略されることがあることをご存じでしょうか。
安全の根拠を示す構造計算がないままに建築をして、結局、基礎梁(きそばり)等に問題が生じた場合、たとえ住宅瑕疵担保責任保険に加入していても保険はおりないでしょう。
施工コストを抑えることは、マイホームを建てるあなたにとって、とても重要なことです。
しかし、家が壊れてしまったり、いざというときに保険におりなかったりしては、元も子もありません。
本当の意味での経済設計を、考え直して欲しいと思います。
さて、今、あなたがマイホームで失敗しないためにするべきことは何でしょうか? 現状を知り、工務店や設計事務所とよく相談をすることだと、私は思います。
真実はこちら→知るほどこわい、丸投げ建築の実際