どうしてこの様な問題を提起するのか

安心なマイホームを選ぶか… コスト重視のマイホームを選ぶか… 設計士とよく相談してください。

私がこのホームページを立ち上げた理由は、この構造の内容をお施主様が知らずに建物に問題が生じた場合、お施主様に大きな不利益となり、また、意匠設計事務所の設計士や現場監理者の方の資格を国から取り上げられる可能性もあるからです。

特に意匠の設計士の方は、お施主様へ直接説明する責任(=説明責任)があります。
知らないと説明の仕様もありません。特に木造2階建は、通常の規模の場合、性能表示を必要としなければ、確認申請に構造計算書や図面等を提出する必要がありません。

私が皆様にお知らせしたいこの内容は、設計者は必ず知って、お施主様へ必ず直接説明しなければならない内容だと思っております。しかし、構造の内容のため、理解していない方や、全く知らない方が数多くいらしゃいます。

施工会社や設計事務所は、本当に厳しい価格競争の中におります。仕事を頂くためには、建物にとって重要な構造部分だということを十分理解していたとしても、説明を省略した方が建物価格を安く提示できますので、大部分の方が省略すると思います。

お施主様が、この重要な構造の内容を設計者に確認して頂き、十分理解して頂いた上で直接判断されるのが良いと思います。費用がかかりますので、確認さえおりれば良いと判断されるのも選択肢の一つだと思いますが、後悔しないようにして頂きたいという思いから提起させて頂きました。


構造設計1級建築士の仕事

構造設計を行う方法を設計ルートと呼びますが、ルート1、ルート2、ルート3等があります。ルート1で設計出来る建物は、単純で小規模な建物が対象です。これは、一級建築士の資格で設計出来ます。複雑な建物や大規模な建物は、ルート2以上で設計を行います。

これらは、構造設計一級建築士の資格で設計出来ます。 構造一級建築士は、一級建築士の資格をとってから5年以上の構造設計の経験を積めば試験が受けられます。木造の構造計算には、構造設計一級建築士の資格は求められません。

こんにちは、わたしが千田文彦です 建築用語集